さる9月1日(土)、名寄市駅前交流プラザよろーなにおいて、青年部企画「わが身を守る!福祉職のための法律講座」を開催しました。参加者は、障がい、高齢、病院、行政分野で働く社会福祉士のほか、社会福祉士を目指している学生の参加もあり、若手の社会福祉士等25名、弁護士5名、計30名の参加がありました。
今回は、日頃、弁護士と接点の少ない若手社会福祉士に対し、日々の支援の中で感じる疑問や困りごとについて、法律的な視点から適切な対応方法を解説していただきました。
第一部では道北法律事務所の笠原裕治弁護士より利用者や家族からのクレーム対応を軸に、具体的な事例を交えて、対応方法や日頃の心構えについてご講義をいただきました。講義の中では、クレーマーの見分け方や、不当な要求から自分自身を守ることの大切さ、困ったときに相談できる相手を職場内外にもつことの重要性について学びました。
第二部では「仕事の中で迷うこと、困っていることはありませんか?」をテーマに、グループワークを行いました。各グループには助言役として笠原弁護士の他、4人の弁護士に入っていただき、福祉職だけではなかなか解決が難しい日頃のモヤモヤ(悩みや葛藤)について、法律的な解釈で問題を整理するとともに、助言をいただきました。些細な悩みと感じていた事柄が、実は領域を超えて共通する悩みであったというグループもあり、時間が足りないという声があるほど盛り上がりました。また、研修を通じて今まで遠い存在であった弁護士が、身近な存在に感じることができ、改めて多職種連携の大切さを学ぶ機会となりました。
研修会終了後は名寄市内で懇親会が行われ、年齢制限なく市内近郊の社会福祉士が集まり、夜遅くまで親睦を深めることができました。
※掲載が遅くなりましたことをお詫びいたします。