さる5月23日(土)、旭川市市民活動交流センターCoCoDeにて2015年度の春季セミナーを実施し、43名の参加がありました。
今回の春季セミナーでは、生活困窮者自立支援事業の概要と生活困窮者への支援の取り組みについて、旭川市福祉保険部生活支援課の大滝いずみ氏にご講演をいただきました。
今年4月から生活困窮者自立支援法が施行され、各自治体において生活困窮者に対する支援が求められるようになりました。旭川市では2013年度から2年間にわたり生活困窮者自立促進支援モデル事業を実施していくなかで、旭川市の現状に即した事業の内容を模索し、旭川市自立サポートセンターを開設し、就労に向けた各種支援策も含め支援対象者に合わせた伴走型の支援に取り組んでいます。講演の中では、生活困窮者を取り巻く現状や生活困窮者自立支援制度の概要、また旭川市で取り組んできたモデル事業の現在に至るまでの経緯から、どのような支援を行っているのかという現状などを中心にお話しいただきました。
現に困窮しているが、既存の制度の枠に入らなかったり、制度の狭間にいる人を支援する、これまでにない制度ということで、なおかつ実効性を伴う内容にしようと、いろいろと模索されたお話や、対象者の就労に向けた支援の概要などを詳しくお話しいただき、生活困窮に至るケースには様々な要因があり、それぞれケースにあった支援策を検討していかないとならず、内容によっては各種関係機関との連携を図っていかなければならないケースなど、多様な対応が求められることがわかりました。
講演後には参加者との積極的な意見交換が行われました。生活困窮に関する参加者の関心はかなり高いようで、次々と発言があり、質問があったり意見交換をされておりました。
※掲載が遅くなりましたことをお詫びいたします。